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昨夜の兄貴にはマジで参った

 昨夜は、正直参った。
 兄貴にトロデーンへの土産のこと相談してみようと思ってたのに、それどころじゃなかった。
 久しぶりに酒の席だから、ちょっとは酔って帰ってくるかなーとは思ってたけど…… まさか、あんなに酔ってるとはな。
 うわぁって、正直思った。
 何しろ寝室に入った途端、手首ぐいっとかして来るんだもんな。あの時は本気で怖かった。何されるかと思ったぜ。
 でも、別に何てことはない。
 ただそのままぎゅう~とかされて、こんな遅くまで私を待っていたとは良い子だとか云々。
 こっちは本気で怯えてたんで、何言われたのか正直覚えてない。
 ただ、兄貴の口からかなり酒の匂いがしたんで、酔ってるんだなーってのはわかった。
 しかも、いい感じに酔ってくれてる。
 特にオレに何かしようってわけでもなさそうだし、かなり機嫌が良さそうだった。
 だから、何か適当に言い訳して、離してもらおうとしたんだけど……
 そしたら急に「私に触れられるのは嫌かね?」とか真顔で言い出すから、マジで参った。もう怖いのなんのって。
 めめめめっそうもございません!って感じだよ、まったくもう。
 後はもう、ひたすらご機嫌取り。
 そしたら、案外ケロッと機嫌直してくれた。何て言うか、いかにも酔っ払いって感じだよな。
 いい感じに酔って来て欲しいとは思ってたけどさ。ここまで酔われても、正直困る。
 それにしても、さすがは法王様だ。
 私室に戻るまでは、そんな酔っ払った様子なんか微塵も見せないんだもんな。
 ホントにいつも通りに帰って来たから、ああ酒は飲まなかったんだなって思ったら…… 部屋に帰ったらイキナリあれで、マジで驚いた。
 全く、心臓に悪い。
 ご機嫌でオレに絡んだかと思えば、オレをベッドに引きずり込んでそのまま寝ちまうし。抜け出すのが大変だった。
 オレには、まだすることがあるんだから。
 兄貴が着て帰ってきた服、誰が片付けると思ってるんだよ。まったくもう。
 それにしても、兄貴がこんなに酔っ払うなんて珍しい。
 おかげで今朝はちょっと気分が悪いそうだったけど、まぁ、楽しく酒が飲めたなら良かったんじゃない? 兄貴。
 だけど、何かオレの警護役も気分悪そうだったんだよな。
 アイツに話聞いたら、昨夜は兄貴、昔の親友と一緒に酒を飲んでたらしい。
 会食の席で飲んだのかと思ったら、そうじゃなかったんだな。その会食の後、兄貴の部屋で飲み交わしてたそうだ。
 兄貴が部屋で酒盛りしたってのも驚きだけどさ。
 その前に、あの兄貴に親友がいたっていう方が、もっと驚きだ。あんなに友達少なそうな人なのに。
 それって誰? って警護役に聞いたら、アイツ、何か笑ってはぐらかしやがった。
 弟君もよくご存知の者ですよ、なんて言って。
 誰なんだろうな。オレのよく知ってるヤツで、兄貴の親友って。
 まさか。
 警護役のアイツ、だったりとか?
 確かにアイツ、昨夜は姿見かけなかったしな。それに、今朝も兄貴と同じように気分悪そうだったし。
 でもアイツ、兄貴と親友っぽい素振りなんか見せたことないぞ。
 兄貴だってそうだ。アイツのことは、ただの部下として接してる。まぁ、随分信頼を置いてはいるみたいだけど。
 あれは信頼の置ける男だって、兄貴、よく言ってるし。
 まさか。
 まさか、な。
 そもそも、兄貴に親友がいたなんてのだって、ちょっと眉唾ものだ。
 兄貴の面目を潰さないように、アイツが適当に嘘をついたのかもしれないし。
 でも、まぁ。
 もし、アイツが兄貴の親友だったら…… オレは、嬉しいよ。
 むしろ、そうであって欲しいと思う。
 ねぇ、兄貴。
 そんなに楽しく酒が飲める相手がいて、良かったね。


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